奈良県川上村大滝

2021年09月05日


近畿エリアの滝に戻る

Road Map :R169に隣接して展望台を兼ねた無料駐車場がある。
Route Map:寂びた遊歩道があり、この道を散策した。
近畿エリアの滝』  過去、何度も付近を通っていたが、滝としての検索で出て来なかったので行くことが出来なかった。。
大きな勘違いから始まった
 紀伊半島を縦断する国道169号線は山行き、滝見で何度も通っており、
その歳に ”大滝”の道標を目にしたので、それが地名だとは気付かずに付近に大きな滝があるものと思っていた。 今回はその ”大滝”が本当にあるのかを確認することになったが、”大滝”は地区名であり、大きな滝があるのでは無く、日本遺産の ”割滝”があるのだった。
大滝割滝と磨崖碑
  かねてからの疑問であった ”大滝”は ”大きな滝があるのか?が、今回の”割滝”見学で解消された。 近くには名瀑である ”蜻蛉の滝”があるが、大滝は単なる地名であり、大きな滝はなかったのである。 序でに ”大滝割滝”も滝としては認めがたい。
”蜻蛉の滝”は過去に2回、じっくりと滝見しているので今回は割愛した。
本日の東吉野村、川上村近辺の滝見
  谷山滝東の滝和佐羅滝七滝八壺魚止めの滝 ⇒ 大滝割滝 ⇒ 宮滝の渓流
大滝割滝 (落差?m)
おおたきわりだき
R169の大滝地区に入る大きなカーブ手前に展望所を兼ねた無料駐車場がある。
R169号線沿いに ”大滝割滝”と”磨崖碑”が望める展望台を兼ねた無料駐車場があった。 現地では ”磨崖碑”に気付かずに見過ごしていたが、消えてなくなっていたのでは? と思う。
展望台にあった解説板には ”大滝割滝”の歴史が書かれていた。
兵庫県の ”闘竜灘”と同じく、丸太を流す為に人の手により開削されたらしい。
これも展望台にあった解説板。 ”七滝八壺”の解説板にあった ”日本遺産”とは何ぞや?
”日本遺産”とは文化庁が認定した有形・無形の文化財群らしい。
現地ではまったく気が付かなかったが、岩壁に”割滝”の偉業を讃える文字が書かれているらしいが、今は消失しているのでは?
展望台から ”磨崖碑”が書かれている岩壁と右側に流れる ”割滝”を見る。
遊歩道は途中までしか無く、後は踏み跡を辿って ”割滝”に近付く。
”割滝”の流域としては ”紀の川”であり、上流には ”大滝ダム”が見えていた。
当然、”割滝”を開削している時代には ”大滝ダム”は無かったのだろう。
兵庫県の ”闘竜灘”の様な明らかな開削跡は感じられない自然の渓流に見えた。
これを滝と呼ぶには落差が少な過ぎるが、滝と呼びたい気持ちは判る。
割滝の動画
流水で削られた岩に複雑に流れ込む激流は良い感じであった。
飛び込んで遊ぶ若者が多いのか、この辺りは立入禁止エリアであるが、
それらしい看板は立っていなかった。